ひたすら飽きるまですばるくんと関ジャニ∞とそれから

こんな夏に綴るすばるくんへ

私はちっとも前が向けない。4月15日からずっと目を背けてきたけど、時間は勝手に進んでいくし、人はゆっくり立ち直っていく。

はずなんだけど。
なんでだろう、まだ少しだって受け入れられない。

関ジャニ∞の言う「前を向いて」っていう言葉がこんなにも辛い。前しか向けない、振り返ったらまだ残像が見えるから、忘れられない、悲しんで寂しがっている自分たちにどんなに強い関ジャニ∞だって気がついてしまうから。
無理やりにでも前を向いて歩いていかなければ、関ジャニ∞がそうしているなら私だってそうしたい。だって私はずっとずっとそうやって、自分の選択すら時に関ジャニ∞に預けて来たんだよ。

大好きでなによりも分かりたくて知りたかった人だったはずなのに、やめようだなんて、夢を一人で追いかけるって決意してるなんて、そんなの全然わかんなかった知らなくって、私は、ファンとして、すばるくんのことを理解するなんてやっぱり無理だったんだなって気付かされたこと、それがまず一番に辛くって。

すばるくんが変わろうとするときに、それまで大事にしてたものを捨てていく姿を何度か見た。でもその変化は今まで、関ジャニ∞のためにあったように思えて、だからこそ、色んなものを捨ててまで守ってきた関ジャニ∞をすばるくんが手放す日が来るなんて、ほんとに想像もしてなかったんだよ。

ずっと友達のよことひながいる関ジャニ∞にすばるくんがいてくれるなら、頼もしくて力強い四人が支える関ジャニ∞にすばるくんがいてくれるなら、すばるくんはずっと幸せで、なんて、なんて勝手に決めつけてしまっていたんだろう。

なんで今なんだろう。今までいくらだって関ジャニ∞やアイドルをやめることはできたのに。
なんで、一生あなたたちのアイドルだって言ってくれてから、関ジャニ∞ってアイドルグループやってますって教えてくれてから、関ジャニ∞とアイドルを辞めてしまうの。

後悔でもない、恨んでもないし、昇華してもない。
虚無感とか喪失感にまだとらわれてて、気持ちがちっとも前進しない。なにかの感情に変わってくれたらどんなに楽だろうって思うのに、亮ちゃんの涙と同じように、ただ寂しさと虚しさが胸が痛くて涙が出てしまう。

すばるくんが関ジャニ∞を辞めてから起こる嫌なことがいっぱいある。

すばるくんに会えなくなる。
すばるくんの歌を次聞けるのがいつなのかわからない。
すばるくんのラジオが聞けない。
大好きなレギュラー番組にすばるくんがいない。
美味しそうにご飯食べるすばるくんが見られない。
楽しそうに関ジャニ∞とはしゃぐすばるくんが見られない。
すばるくんの日本語でみんなが笑う光景が見られない。
すばるくんが楽しそうに笑う姿がどこで見られるのか分からない。
すばるくんがもう二度とエイターとは言わないだろうと思われること。
関ジャニ∞がこれからは六人になること。
大好きな関ジャニ∞の中にすばるくんがいない。
すばるくんが横山さんに甘える姿が見られない。
すばるくんを見て楽しそうに笑っている村上さんが見られない。
すばるくんを目一杯愛してくれる丸山さんが見られない。
すばるくんが安田さんに背中を預ける景色が見られない。
すばるくんと錦戸さんが二人で引っ張るエイトの歌を聞けなくなる。
すばるくんが大倉さんの笑顔に慣れきってふざける姿を見られない。
すばるくんがこれから出会う楽しいこと嬉しいことを私はもう少しも知ることができない。
すばるくんのいた関ジャニ∞が過去になる。
すばるくんの目に映る景色と六人の景色が異なっていくこと。

関ジャニ∞と一緒にまだまだ同じ夢を見てみたかった。

すばるくんはこれから何を思って何に苦しんで、何を手にしていくのだろう。

噓みたいだけど本当に、すばるくんの声を、歌声をきいて私はすばるくんを好きになったよ。

しんどいときも、好きでいるのがつまらないときもたまにはあったよ。言わなくていいことも聞きたくないこともいっぱい言われたし言ってたし、それでもやっぱり大好きだったからすばるくんのファンやめるのできなかった。

だってすばるくんの好きなものだけは、守りたいと思ってるものだけは、私と一緒だと思ってたから。

ありがとうって思ってる。アイドルとしてたくさんのファンに出会って、自分と人生と時間を削って、アイドルとして生きてきてくれたこと。

今まで独りよがりの、ファンが望むすばるくんの幸せだけを押し付けてきてごめんね。すばるくんのための幸せがファンのための幸せを祈っているだけだったこと、最近は忘れてしまっていてごめんね。こうなってみなければ私はもう思い出さなかったかもしれない。だけどそれってすごく、すばるくんがすごいアイドルだったって証明でもあるような気がします。

これからはファンがオタクがエイターが望んだすばるくんの幸せよりも、すばるくんが求めている苦しみにもがいて泥臭く生きていく未来が続いていくことを今は祈るしかないんだね。
そんな風にすばるくんを応援したことないからどんな気持ちでいたらいいのかやっぱりまだ分からないや。

苦しみの先に見えた光が、すばるくんの望んだものでありますように。
すばるくんにとって目一杯の幸せでなくてもいいから、すばるくんがこれからもっと強く、成長して私みたいなしみったれたファンの見えないところまで行けてしまいますように。